朝鮮が対話へ3条件、制裁撤回や演習中止を要求

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【ソウル=加藤宏一】北朝鮮の国防委員会は18日午前、声明を発表し、米韓両国との対話を再開するための条件として「国連安全保障理事会による対北朝鮮制裁決議の全面撤回」など3つを挙げた。北朝鮮が軍事的な緊張を高めて以降、具体的な対話条件を示したのは初めて。米韓両国がそのまま受け入れる可能性は低いが、対話再開を巡る駆け引きが激しさを増しそうだ。

 朝鮮中央通信が同委員会政策局の声明として報じた。国防委声明では、制裁撤回に加えて「米韓合同軍事演習の中断と廃止」、「核を搭載できる米爆撃機B52などの朝鮮半島からの撤収」を要求した。

 「非核化は我々の意志だが、米国をはじめ世界の非核化が実現するまで譲れない」と主張。核放棄を条件に対話に応じるとした米国の姿勢を批判した。だが「我々は米国とその追従勢力(韓国などを指す)の今後の動きを注視している」と強調、今後の軟化に含みを残した。

 一方、対韓国窓口である祖国平和統一委員会の報道官は18日、「南朝鮮(韓国)当局が米国と結託し敵対行為を続ける限り、北南の対話や関係改善は絶対に無い」とする談話を発表した。操業が中断したままの開城(ケソン)工業団地については、「南北情勢の反映」の結果として起きたと指摘。北朝鮮側の対応を正当化した。

 米韓両国は4月下旬まで合同軍事演習を続ける予定。米軍は核爆弾を搭載可能な戦略爆撃機のB52や「B2」を派遣し、北朝鮮は強く反発している。

日本経済新聞

※画像は「朝鮮経済」加工のイメージ

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