「丹那トンネル」の朝鮮人慰霊碑、渡来人の血筋を引く武田信玄ゆかりの新羅神社

熱海といえば温泉地ですが、ここには箱根峠という山もあり山の温泉地も有名。車やバイク自転車は山道を抜けていくのが慣わしでだが、電車はトンネルを抜けて通過する。この『丹那トンネル』を掘った人々の中に、朝鮮人の人が居り、犠牲になっている。

丹那トンネルの殉教者慰霊碑

1918年から1934年にかけて掘られたトンネルは7.8kmにもなり、1920年からはじめられた丹那トンネル観音松トンネル谷田トンネルに1000人を超える朝鮮人が動員され、労働しました。その数は年々増したそうです。2つの碑が飾られていますがこれは朝鮮人強制連行の前史を示すものとなっています。1941年からの新丹那トンネル工事には多くの朝鮮人が連行されている。

そんな丹那トンネルの上に『殉職碑及び丹那鉄道工事殉職者慰霊碑』がある。それは『熱海梅園』の近くにあり、こんな熱海でも有名場所の近くにあるのかと驚く。

殉職碑及び丹那鉄道工事殉職者慰霊碑
『殉職碑及び丹那鉄道工事殉職者慰霊碑』は東海道本線の上にあり、まさに丹那トンネルの入口の上にあります。まわりには人がいませんでした。
殉職碑及び丹那鉄道工事殉職者慰霊碑
『殉職碑及び丹那鉄道工事殉職者慰霊碑』当時の模様をオブジェで飾り、殉職者の名が刻まれています。
殉職碑及び丹那鉄道工事殉職者慰霊碑
丹那トンネルに関わり、亡くなった殉職者の名前。
殉職碑及び丹那鉄道工事殉職者慰霊碑
『殉職碑及び丹那鉄道工事殉職者慰霊碑』の説明が日本語と英語、そしてハングルで示されています。

静岡県沼津市の酒に「朝鮮通信使」の絵

静岡県沼津市の酒造公園通り
静岡県沼津市に到着。ここは水が綺麗だと言う事でも有名な場所です。この説明文の横に酒蔵があります。
静岡県沼津市『高嶋酒造』
静岡県沼津市、原駅の真裏『高嶋酒造』に到着。朝鮮通信使のラベルを貼ったお酒を求めます。

箱根峠を越えた静岡県沼津市。ここには『高嶋酒造』という酒蔵があり、ここには『白隠正宗:はくいんまさむね』というお酒があり、このお酒のラベルに『朝鮮通信使』の絵が描かれているのです。

白隠正宗
静岡県沼津市の高嶋酒造で生産される『白隠正宗:はくいんまさむね』というお酒。純米大吟醸なので日本酒の中では最もランクが上のお酒です。そのお酒のレベルに『朝鮮通信使』の絵が飾られています。

この酒蔵の先代・高嶋康豪さんは、このお酒について次のように伝えている。

この酒蔵の白隠正宗の大吟醸のラベルは、白隠禅師が東海道をゆく朝鮮通信使を画いたものを使用しているんですよ

朝鮮渡来人の血筋を引く武田信玄

新羅神社
山梨県南部町、新羅神社。ここの祭神は『新羅三郎義光:しらぎさぶろうよしみつ』。彼の13代あとに『武田信玄』が生まれる。武田家は朝鮮半島渡来人の血を引く武家。

北の山梨県。東海道から外れ、富士山の西に『南部:なんぶ』という地域へ。この南部地域というのは元来『南部氏:なんぶし』という郷土武士が住んでいた。彼らは、源頼朝の時代に『陸奥国:むつのくに(東北・青森)』に移され、現在の青森県に定着、のちにあの有名な南部鉄器を作る。

実はこの南部氏の、先祖は源義光と言い、後に元服『新羅三郎義光:しらぎさぶろうよしみつ』と名を改めました。諸説色々ありますが、多くの文献で、新羅三郎義光は自分の先祖が朝鮮半島新羅からの渡来人だということに気付き、滋賀県の新羅善神堂で元服し、名を改めたようだ。南部氏がそんな新羅三郎義光を祀った神社が、この南部の町にあり、神社の名前を『新羅神社:しんらじんじゃ』としている。

そしてこの新羅三郎義光の13代のちに、甲斐の国の覇者『武田信玄:たけだしんげん』が生まれるのです。信玄の母方は、高句麗系の血筋の子孫。つまり武田信玄は朝鮮渡来人の血筋を引く人物だ。

新羅神社
新羅三郎義光と、武田家と、南部氏と、新羅が繋がっている

引用元:鉄馬を馴らしⅡ 『東海道中膝栗毛』